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このページは、三ツ矢鎮守府所属の雪倉型について記載する。

三ツ矢鎮守府の雪倉型について Edit


概略 Edit

三ツ矢鎮守府所属の雪倉型は、純粋な雪倉型ではなく、以下の3パターンに区分される。

  1. 流出した図面をほぼそのまま採用した『エイミー』(艦番号CA-N01)
  2. エイミーのデータを元に改良した艤装を採用した『八重』(艦番号CA-N03)
  3. 八重をベースに改良したアンドロイドが元になっている『ミヨ』(艦番号10034)

この三名は、『原設計をそのままトレースした』エイミー、『改良を加えた』八重、さらに『八重をベースとした派生型』のミヨに区分できる。
また、出自を同一の組織とするも、エイミーと八重・ミヨとの間で建造・着任年度の開きがあることも特徴的である。これは、元組織での世代交代による設計思想の変化などが色濃く反映されたことが主な要因としてあげられる。

なお、雪倉型の基幹となるフレームについては、CAフレームと、BCフレームの2種類が存在しているが、流出した図面がCAフレームのものであったため、三ツ矢鎮守府所属の三名は共にCAフレームを採用している。

エイミー Edit

秘密結社『インシルシティア』(当時)においての新機軸の試験、および『沿岸警備隊的要素を含む艦娘』プロジェクト(以降、プロジェクトと表記)における旗艦として、ブラックマーケットから入手した雪倉型の設計図面を元に試作されたのが、エイミーである。
三ツ矢鎮守府の調査によれば、インシルシティア先代のオズワルド氏によるバックアップの下、八重の母親である三波ミカ氏らの指揮により製造されたとされている。当時潤沢な資金が存在したこともあり、専用艤装は八重やミヨの艤装と異なり相応の費用を掛けて製造された模様である。
また、現場指揮権を委譲しての運用が想定されており、電探などの電子戦装備を中心とした艤装になっていた。それは三ツ矢鎮守府移籍後も変わらず、引き続き電子戦中心の装備となっている。
さらに、オズワルド氏が義娘として溺愛していたこともあり、制作に使われた設備費用もさることながら、エイミー自身に掛けられた教育コストも莫大なものであった。事実、三波ミカ氏をガヴァネス*1として付けていたことが、氏の日記より判明している。

しかしながら、オズワルド氏の急逝によりプロジェクトは一時中断された。後に、艤装チームのリーダーに就いていた人物へ代替わりし、プロジェクトが再開、下記のMark.2が制作された模様である。
エイミー当人については、代替わり後、しばらく、アジトとなっていた船内を自由に動き回れたようであるが、とある作戦を妨害したことから幽閉され、三ツ矢鎮守府などによるインシルシティア解体までそのままであったようである。
移籍後、艤装を再整備した後に調整がされているが、後述する二人よりも性能が元々高かったこともあり、性能向上率は1割以下と、そこまでは高くはない。しかしながらこのことは、元々の艤装が洗練され、完成度が高かったことの裏付けでもある。

Mark.2 Edit

プロジェクトの第二弾として試作されたとされている。
情報筋やエイミーらの証言によれば、試験失敗により轟沈・退役となった模様である。
そのため、艤装共々現存しない。

八重 Edit

改八重型のベースである八重は、上掲のプロジェクトが頓挫した後に、残されたデータや資材を流用して試作、製造された艤装を人間である『三波やえ』に背負わせ、訓練を行ったものである。
八重自身、拉致されたことによる非合法的な方法で在籍することになったことから、練度もさして高くなく、さらに製造された初期の艤装の品質が、工作精度の悪化からかデッドコピーを通り越して粗悪品とも言うべきものであった。
その例であるが、バリの処理が甘かったり、ねじ穴のサイズがバラバラであったりなどの荒削りな部分が多い上に部品自体も中古部品を無理矢理結合、結合部の肉厚も必要最低限で済ませるなどの安全を度外視したコストカットがなされており、脱出時に爆発事故を起こしてしまったほどである。

三ツ矢鎮守府による保護の後、正規職員として在籍することになった後に艤装を、渡鳥運輸支社からパーツを購入した上で三ツ矢鎮守府工廠部にて新製、改めて訓練と調整が行われた。それにより、性能面での向上が図られており、概算ではあるが3割から4割程度の向上が見られている。

このような問題を抱えつつも一定の成果を出したことより、実質的な第二世代型として石川、筑波、三原、鷹取ら4人が艤装を装着の上運用開始された。こちらはある程度の戦果があったものと推測される。
しかし、クーデターに近い方法で世代交代がなされたことによる人材の離脱や損耗が激しく、さらに補充もままならないインシルシティアにとっては生身の人間による運用は限界を迎えたと考えられている。非合法的方法による人員の補充も検討されたと推測されるが、訓練にかかる時間やコスト、さらに世代交代後による不信感もあったことや効率化、そして運用時間の延長を狙って、実質的な第三世代としてアンドロイドが製造されたと考えられる。

アンドロイド Edit

上掲『八重』の欄にも記述しているが、人員が少なく補充もままならないインシルシティアにとっての打開策として、『人員に頼らない方式』のアンドロイドが、八重たちの戦闘データを元に、改良と最適化を加えて建造された。
アンドロイドたちも、部品費用の大幅な削減と量産性の向上、そして現場での粗悪な環境からか民生品を多用していることなどから、数による飽和攻撃を意図して設計されたものと推測されている。また、末期的状況であったことからか、動作油などのケミカル類も、艦内発生品を使用するなどの苦肉の策が取られている。
ただ、第二世代以降において、プロセッサが市販されているものから独自設計のFPGA*2、主要構体に炭素繊維を採用したりなどの性能向上策が図られていることは謎であるが、運用を続けるにあたり問題が発生したこと(後述)と、量産効果により価格の低減が予想できたため、そのような改良が施されたものと思われる。
実際、FPGA採用の機体は処理性能も高く、きちんとしたAIをインストールした上で、アクチュエータなどの動作系やケミカル類を新品に差し替えて調整を行えば、人間と遜色のない行動をさせることすら可能であり、急造品の割には相応の性能を有している。


実質的第三世代、とりわけ『改八重型』として呼称されることの多いアンドロイドであるが、青葉らの調査により、大まかに4世代に分類することが出来ることが判明している。
各世代ともに、女性型であることと、空色の髪に碧眼であることが共通としてあげられる。
1.第一世代
実質的な初期モデルとされている。姿恰好はショートカットの女性型である。
初期モデルとされている。情報部の内偵情報によれば、このモデルのみ主要構体が普通鋼製であり、サーバ用CPUを主演算装置として、副演算装置としてGPUを搭載している。
市販品である汎用品を採用していることで最も安価に製造されたと見られる。しかしながら、汎用品であることであることから演算能力が非力で動きにぎこちなさがあるところが動作上での以降の機体との差異であり問題点でもある。
また、内蔵バッテリにはリチウムイオン電池を採用しており、電装品の実装点数や消費電力に対して十分な容量を確保しているとは言えず、動作時間も数時間程度であったと見られている。
なお一部機体は第二世代で採用されたFPGAに換装がなされている。
2.第二世代
三ツ矢鎮守府所属である『ミヨ』のベースとなったモデル。
眼鏡をかけたロングヘアであることが外見上の特徴。最大の特徴である眼鏡をなぜ装備させたのかはわかっていない。度が入っている、HUDであるなどの特殊な仕様ではなく、普通の伊達眼鏡であり、光学センサの障害にもなりかねない装備を装着させていることについては疑問もあるが、設計者の趣味であろうと思われている。
本モデルは、後のモデルにも使用されているFPGA、炭素繊維を初採用した機体であり、後年製造された第三、第四世代よりもわずかではあるが性能が高い。
ただしその高性能さがユニットコストの価格押し上げ要因として作用しており、製造された個体数は少ないものであると考えられる。
3.第三世代
ショートカットの外見を持つ機体。
第二世代の廉価型とも呼べる機体であり、主要構体をアルミ合金製として幾分かのコストダウンを図ったモデルである。引き続き主演算装置にFPGAを採用、第一世代型で発生していた動作不良はほぼほぼ解消されている。
ただし、アルミ合金も普通鋼に比べて製造コストがかかり、費用削減の面では限定的であったものと思われる。
本モデルは電気自動車用ニッケル水素電池が採用されており、内蔵電池の容量増加と稼働時間延長に貢献しているものの、重量がいくらか増加している。
4.第四世代
現行の最新モデルであると想定される、ロングヘアの機体。
一部コプロセッサを再度市販品化して費用削減を行いつつ、構体の一部に再度炭素繊維を採用して軽量化を行った機体である。
バッテリもリチウムポリマー電池に変更されており、容量を維持しつつも軽量化と安全性の両立を図ったものと思われる。

以上の事からもわかる通り、純粋な雪倉型とは違った製造・改良過程を経ているため、純粋な雪倉型として分類することはあまりない。
そのため特に大幅な改良の加えられたアンドロイドを、派生型の『改八重型』として区分している。区分がされた頃は、鎮守府外部からの区分(『本邦における艦娘運用について,緒方建三 著,2019年』など)でありあくまで非公式のものであったが、三ツ矢鎮守府で運用する際の必要上から採用され、現在では公式の区分となっている。
それに倣い、エイミーを『瑛美型』、八重をその改良型である『八重型1番艦』とし分類する文献(『三ツ矢鎮守府艦隊名鑑-2019年度,古河謙三,木祖開,他 編,民明書房刊』)もある。
以下に、鹵獲個体や、後述する『ミヨ』のデータにより推測されている諸元を記載する。

+  ステータス

所属一覧 Edit

掲載順は、三ツ矢鎮守府移籍日順となっており、長幼ではない。

八重(三波 やえ) Edit

八重 プロフィール
三波 やえ
身長155.0cm八重
出身不明(本籍地:東京都小笠原村)
誕生日7月18日
階級二佐
担当部署航空部
年齢21歳
??A
+  ステータス
+  セリフ
+  雪倉型姉妹の呼び方

三ツ矢鎮守府に初めて所属することになった雪倉型。三ツ矢鎮守府のある三波島の海岸に倒れていたところをローマにより発見、救助された。
青葉ら情報部、明石ら工廠部による調査により、インシルティシアに在籍していた雪倉型の『八重』であることが判明、今後の調査および保護のために三ツ矢鎮守府へ嘱託職員扱いとして所属(後に正規職員化)することになった。
インシルティシア在籍時には、粗野な扱いを受けていたようであり、移籍後もそのトラウマとも見られる症状が残っていた。
保護時、艤装が誘爆と思われる爆発により破壊されている。その艤装であるが、前述の通り工作精度が著しく悪い粗悪品であるばかりか、材料に至っても最低ランクのもの、鋼材の肉厚も1~2ミリ程度と軍事用としてはありえない、民生用としても最低ランクであり、とうてい防爆性など兼ね備えていないような代物であった。
三ツ矢鎮守府への実質的な移籍後、艤装を渡鳥運輸からのライセンス生産により新製している。そのため、正式な雪倉型としてカウントする向きもある。
7月18日生まれ。眼鏡をかけたそばかすのある三つ編み、または二つ結いで少し野暮っぽい見た目。身長もやや低く、見かけは女子高生と大差ないが、一応これでも成人している。
(が、本人曰く今でも高校の制服を着れば女子高生で通しても行けそうな気がするとのこと)

ミヨ Edit

ミヨ プロフィール
安道 ミヨ
身長166.2cmミヨ
製造地(不詳)
三ツ矢鎮守府工廠部改造
製造日10月1日
階級二佐相当待遇
担当部署工廠部
年齢2歳(外見17歳相当)
??C
+  ステータス
+  セリフ
+  雪倉型姉妹の呼び方

三ツ矢鎮守府へ急襲してきたアンドロイド第二世代の個体を鹵獲し部品交換などの改造と改良工事を行い、明石および夕張による共同開発のAIを搭載した個体である。照れたり怒ったり、ヤキモチ焼いたりと、AIにしてはかなり人間臭いが
解析用および鎮守府内で運用するために稼働させており、軽巡洋艦艤装をまとっての戦闘も可能である。
三ツ矢鎮守府へ急襲してきたアンドロイドは二体あったが、眼鏡中毒者の提督により、眼鏡をかけていた第二世代型の個体が選定されて鹵獲、改造対象に選ばれた。
改造内容はAIのインストール以外にも多岐にわたり、動作油の交換といった軽度のものから、油圧アクチュエータの換装、内蔵蓄電池の容量増加といった大掛かりなものまで行われており、明石曰く軽自動車二台分程度の予算はつぎ込んだとのことである。自重しろ明石。
そのためか、原型であるアンドロイドよりも少しふくよかであり、特に胸部装甲はいくらかの追加が行われている。さらに、低品質のものであった各種部品や消耗品などを交換、激しい戦闘に耐えうる高耐久品へ換装したため、原型のアンドロイドよりも数割能力が向上している。
フルネームは『安道ミヨ』。艦娘として運用するための人事データベースが、アンドロイド等の登録を想定しておらず名前または苗字のみの登録に対応していなかったことや、改造を実施した明石、夕張の強い意向により、苗字を含めた名前となった経緯がある。
高性能であった第二世代アンドロイドをベースとしていることもあり、自立行動可能となっている。
搭載されたAIであるが、自己学習を行わせる際に何を思ったのか妙な調整が行われており、俗に言う『ボクっ娘』となってしまっている。それ故に雪倉型や改八重型としては特異的な個体となっている。
10月1日製造。同じく眼鏡を掛けているが、すらりとした体つきや平均的な身長のおかげか八重より年上にみられることも多い。アンドロイドのため製造からは数年程度しか経っていないが、見かけは二十代前半程度である。

エイミー Edit

エイミープロフィール
エイミー・G・オズワルド
瑛美・オズワルド
身長150.0cmエイミー
出生地愛国ダブリン
誕生日10月7日
階級二佐
担当部署次席秘書補
外交部
年齢24歳(戸籍上)
5歳(実年齢)
??E
+  ステータス
+  セリフ
+  雪倉型姉妹の呼び方

インシルシティアにより初めて製作された雪倉型であり、インシルシティア先代、創始者であるオズワルド氏の義娘でもある。
『沿岸警備隊的要素を含む艦娘』プロジェクトの第一号として製作された。計画では、その艦隊旗艦とされており、直接戦闘を行うための主砲火力や雷撃力よりも、指揮能力や電子戦能力が重視されており、艦隊司令部装備や電探などが中心的に搭載されている。装備一切を含め、艤装自体の完成度は、八重やミヨに比べれば遥かに高く、軍事用には多少不安要素が残るものの警察機関用としては十二分な性能を有している。そのため、三ツ矢鎮守府移籍後には増加装甲の搭載と衛星電話などの追加搭載などの小改造で済んでいる。
これは建造当時インシルシティアに資金が潤沢にあった事が大きく、また各国政府が非公式ながら支援を行っていたことも、堅実な艤装の製造につながっていると思われる。
またそれ以上にオズワルド氏が義娘として扱っていたことも大きく、瑛美を自身の後継者として位置づけていた。事実、教育コストには糸目をつけず、数万ユーロ単位の資金が注ぎ込まれた記録があり、専属の家庭教師を付けるなどの、できうる限りでの最高の教育体制が敷かれたようである。さらに、戸籍登録、市民権を有しており、日愛両国の国籍を有している。
10月7日生まれ。ボブカットで少し幼げな顔立ちである。瑛美・八重・ミヨ三姉妹の中で(戸籍上)一番年上ではあるが、身長が一番小さく、顔立ちもあって最年少に見られることも多い。


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*1 住み込みの家庭教師
*2 現場可変型集積回路
*3 この喜び、天にも登る思いです。
*4 スロン。さよなら

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