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このページは、三ツ矢鎮守府所属の雪倉型について記載する。

三ツ矢鎮守府の雪倉型について Edit


概略 Edit

三ツ矢鎮守府所属の雪倉型は、純粋な雪倉型ではなく、以下の2パターンに区分される。

  1. 流出した設計図をほぼそのまま採用した『八重』(艦番号32)
  2. 八重をベースに改良したアンドロイド『ミヨ』(製造番号10034)
    これは、『原設計をほぼそのままトレースした』八重と、『改良を加えた』ミヨとして大まかに区分できるほか、人間である『八重』と、アンドロイドである『ミヨ』としても区分することが出来る。

八重 Edit

まずベースとなった『八重』であるが、八重の前所属であった非合法組織『インシルシティア』が、ブラックマーケットにて入手した雪倉型艤装の設計図面を元に製作された艤装を、▪️▪️により在籍することになった『三波やえ』に対し装着させ訓練を行ったものである。
製造された初期の艤装であるが、デッドコピー品であること以上に工作精度が非常に悪く、バリの処理が甘かったり、ねじ穴のサイズがバラバラであったりなどの荒削りな部分が多い上に部品自体も中古の粗悪品を無理矢理結合させるなどの安全を度外視したコストカットがなされており、非合法組織脱出時に爆発事故を起こしてしまったほどである。*1


このような問題を抱えつつも一定の成果を出したことより、実質的な第二世代型として[検閲済]が艤装を装着の上運用開始となったが、人材の損耗が激しく補充もままならないインシルシティアにとっては生身の人間による運用は限界を迎えたと考えられ、さらなる効率化と運用時間の延長を狙い、実質的な第三世代としてアンドロイドが製造されたと考えられる。

アンドロイド Edit

上掲『八重』の欄にも記述しているが、人員が少なく補充もままならないインシルシティアにとっての打開策として、改良の上アンドロイドが建造された。
アンドロイドたちも、部品費用の大幅な削減と量産性の向上、そして現場での粗悪な環境からか民生品を多用していることなどから、数による飽和攻撃を意図して設計されたものと推測されている。
ただ、第二世代以降において、プロセッサが市販されているものから独自設計のFPGA*2、主要構体に炭素繊維を採用したりなどの性能向上策が図られていることは謎であるが、運用を続けるにあたり問題が発生したこと(後述)と、量産効果により価格の低減が予想できたため、そのような改良が施されたものと思われる。


実質的第三世代、とりわけ『改八重型』として呼称されることの多いアンドロイドであるが、青葉らの調査により、大まかに4世代に分類することが出来ることが判明している。
各世代ともに、女性型であることと、空色の髪に碧眼であることが共通としてあげられる。
1.第一世代
実質的な初期モデルとされている。姿恰好はショートカットの女性型である。
初期モデルとされている。情報部の内偵情報によれば、このモデルのみ主要構体が普通鋼製であり、サーバ用CPUを主演算装置として、副演算装置としてGPUを搭載している。
市販品である汎用品を採用していることで最も安価に製造されたと見られる。しかしながら、汎用品であることであることから演算能力が非力で動きにぎこちなさがあるところが動作上での以降の機体との差異であり問題点でもある。
また、内蔵バッテリにはリチウムイオン電池を採用しており、電装品の実装点数や消費電力に対して十分な容量を確保しているとは言えず、動作時間も数時間程度であったと見られている。
なお一部機体は第二世代で採用されたFPGAに換装がなされている。
2.第二世代
三ツ矢鎮守府所属である『ミヨ』のベースとなったモデル。
眼鏡をかけたロングヘアであることが外見上の特徴。最大の特徴である眼鏡をなぜ装備させたのかはわかっていない。度が入っている、HUDであるなどの特殊な仕様ではなく、普通の伊達眼鏡であり、光学センサの障害にもなりかねない装備を装着させていることについては疑問もあるが、設計者の趣味であろうと思われている。
本モデルは、後のモデルにも使用されているFPGA、炭素繊維を初採用した機体であり、後年製造された第三、第四世代よりもわずかではあるが性能が高い。
ただしその高性能さがユニットコストの価格押し上げ要因として作用しており、製造された個体数は少ないものであると考えられる。
3.第三世代
ショートカットの外見を持つ機体。
第二世代の廉価型とも呼べる機体であり、主要構体をアルミ合金製として幾分かのコストダウンを図ったモデルである。引き続き主演算装置にFPGAを採用、第一世代型で発生していた動作不良はほぼほぼ解消れている。
ただし、アルミ合金も普通鋼に比べて製造コストがかかり、費用削減の面では限定的であったものと思われる。
本モデルは電気自動車用ニッケル水素電池が採用されており、内蔵電池の容量増加と稼働時間延長に貢献しているものの、重量がいくらか増加している。
4.第四世代
現行の最新モデルであると想定される、ロングヘアの機体。
一部コプロセッサを再度市販品化して費用削減を行いつつ、構体の一部に再度炭素繊維を採用して軽量化を行った機体である。
バッテリもリチウムポリマー電池に変更されており、容量を維持しつつも軽量化と安全性の両立を図ったものと思われる。

以上の事からもわかる通り、純粋な雪倉型とは違った製造・改良過程を経ているため、後に正規品の艤装を装備した八重を除き純粋な雪倉型として分類することはあまりない。
そのため特に大幅な改良の加えられたアンドロイドを区分し、『改八重型』とし区分することも少なからず存在する。
それに倣い、八重を『八重型』とし分類する文献(『三ツ矢鎮守府艦隊名鑑-2019年度 民名書房刊』)もある。

所属一覧 Edit

八重(三波 やえ) Edit

八重 プロフィール
三波 やえ
身長150.0cm八重
出身不明(本籍地:東京都小笠原村)
誕生日7月18日
階級二佐
担当部署航空部
年齢21歳
??A

三ツ矢鎮守府に初めて所属することになった雪倉型。三ツ矢鎮守府のある三波島の海岸に倒れていたところをローマにより発見、救助された。
青葉ら情報部、明石ら工廠部による調査により、インシルティシアに在籍していた雪倉型32番艦の『八重』であることが判明、今後の調査および保護のために三ツ矢鎮守府へ嘱託職員扱いとして所属(後に正規職員化)することになった。
インシルティシア在籍時には[検閲済]
保護時、艤装が誘爆と思われる爆発により破壊されている。その艤装であるが、前述の通り工作精度が著しく悪い粗悪品であるばかりか、材料に至っても最低ランクのもの、鋼材の肉厚も1~2ミリ程度と軍事用としてはありえない、民生用としても最低ランクであり、とうてい防爆性など兼ね備えていないような代物であった。
三ツ矢鎮守府への実質的な移籍後、艤装を渡鳥運輸にて新製している。そのため、正式な雪倉型としてカウントする向きもある。
7月18日生まれ。眼鏡をかけたそばかすのある三つ編み、または二つ結いで少し野暮っぽい見た目。身長もやや低く、見かけは女子高生と大差ないが、一応これでも成人している。
(が、本人曰く今でも高校の制服を着れば女子高生で通しても行けそうな気がするとのこと)

ミヨ Edit

ミヨ プロフィール
安道 ミヨ
身長166.2cmミヨ
製造地(不詳)
三ツ矢鎮守府工廠部改造
製造日10月1日
階級二佐相当待遇
担当部署工廠部
年齢2歳(外見17歳相当)
??C

三ツ矢鎮守府へ急襲してきたアンドロイド第二世代の個体を鹵獲し部品交換などの改造と改良工事を行い、明石および夕張による共同開発のAIを搭載した個体である。
解析用および鎮守府内で運用するために稼働させており、軽巡洋艦艤装をまとっての戦闘も可能である。
三ツ矢鎮守府へ急襲してきたアンドロイドは二体あったが、眼鏡中毒者の提督により、眼鏡をかけていた第二世代型の個体が選定されて鹵獲、改造対象に選ばれた。
改造内容はAIのインストール以外にも多岐にわたり、動作油の交換といった軽度のものから、油圧アクチュエータの換装、内臓蓄電池の容量増加といった大掛かりなものまで行われており、明石曰く軽自動車二台分程度の予算はつぎ込んだとのことである。自重しろ明石。
そのためか、原型であるアンドロイドよりも少しふくよかであり、特に胸部装甲はいくらかの追加が行われている。
フルネームは『安道ミヨ』。艦娘として運用するための人事データベースが、アンドロイドの登録を想定しておらず名前のみの登録に対応していなかったことや、改造を実施した明石、夕張の強い意向により、苗字を含めた名前となった経緯がある。
高性能であった第二世代アンドロイドをベースとしていることもあり、自立行動可能となっている。
搭載されたAIであるが、自己学習を行わせる際に何を思ったのか妙な調整が行われており、俗に言う『ボクっ娘』となってしまっている。それ故に雪倉型や改八重型としては特異的な個体となっている。
10月1日製造。同じく眼鏡を掛けているが、すらりとした体つきや平均的な身長のおかげか八重より年上にみられることも多い。アンドロイドのため製造からは数年程度しか経っていないが、見かけは二十代前半程度である。

??? Edit

なにやら水面下で動きがあるようだ。


三ツ矢鎮守府
三ツ矢鎮守府 眼鏡艦隊
Mitsuya Fleets Glass Force
概略三ツ矢鎮守府主要案内
人員三ツ矢鎮守府主要人員案内雪倉型改八重型
装備三ツ矢鎮守府主要装備案内

*1 現在はそういった問題を解消するため、新規艤装を原設計元である渡鳥運輸支社へ発注の上装着している
*2 現場可変型集積回路

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